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ここを編集 2024年7月放送開始。 https //gijiharem.com 監督 菊池聡延 原作 斉藤ゆう シリーズ構成 柿原優子 キャラクターデザイン 佐藤義久 総作画監督 動画検査 美術 片平真司 色彩設計 佐々木梓 撮影 町田啓 特殊効果 2Dworks CG 編集 武宮むつみ 音響監督 佐藤卓哉 音響効果 録音 録音助手 音響演出助手 音楽 渡辺剛 ロゴデザイン サブタイトル アニメーションプロデューサー アニメーション制作 NOMAD 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 ■関連タイトル 原作コミック 疑似ハーレム 1 Kindleまとめ買い 疑似ハーレム ホビー:疑似ハーレム rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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* 照さんが東京に帰ってから、もう三日が経つ。 そして、連絡はまだ来ていない。むむ…一体何故だ?しかし咲にそのことを聞くのはちょっと気まずい。 それに咲からもその話題には触れてこないからな… ああー。もう!なんで連絡くれないんですかぁ、照さん…。 一日が一日が過ぎていく度に、俺の不安は積もっていくばかりだ。 * 俺が照さんを好きになったのは、夏の全国大会で再会した時だ。 正直言って、一目ぼれだった。いや、初めて会ったわけじゃないから、それを一目ぼれと言うのはおかしいかもしれないけど。 久しぶりに見た照さんは、昔と比べてすっかり大人っぽくなっていた。何というか、大人の色気が出てきたというか…まぁそんな感じだ。 すごく美人で、それでいて可愛らしい。 気づいたら、俺の足は照さんのほうへと向かっていた。そして、いつの間にか連絡先を聞いていたんだっけ。 大会が終わって、長野に帰ってきてからも、ずっと彼女のことが頭から離れなかった。 授業中、部活中、下校中、風呂に入っている時、寝る時。とにかく、四六時中俺の頭の中は照さんのことでいっぱいだったな。 最近では、月に二回のペースで照さんが長野に帰省していると咲に聞き、それを聞いては照さんに電話をかけて、なんとかして二人きりで 会えないかと、色々と計画を立てた。だけど、いつもいつも都合が合わなくて、結局は会えずじまい。 そんなこんなで一カ月、二か月が経ったある日。秋の土・日・月、この三連休を使って、また照さんがこっちに帰ってくるという情報を 咲から聞いた。帰ってくるのは金曜の夜から。これだけ長い間こっちに滞在しているなら、さすがに一日くらいは会うことができるだろう。 そう思って、俺は覚悟を決めた。いつまでもこんなに苦しい思いをするのは嫌だ。返事はイエスかノーのどちらでも構わない。 早くこの俺の気持ちを伝えて、すっきりさせたい。自分自身に決着をつけたい。 そんなこんなで、俺は買いたいものがあるから付き合ってほしいと言い、二人きりで会うために照さんを誘った。 我ながらその胡散臭い口実はどうかと思ったけれど、この際デートに誘えるのなら、もうなんでも良かった。とにかく会って話がしたい。 ただ、それだけだった。 しかし、俺の住んでいる地域は、あまりにも田舎すぎて、デートスポットと呼べる場所が何もない。 それに、ここで照さんと二人でぶらぶらしたとしても、知っている人に鉢合わせする確率が高いと思った。もしかしたら部活のメンバーと も。それだけは何としてでも避けたい。さすがにそんなところを目撃されるのは、俺も恥ずかしいからな…。照さんだってきっとそう思う だろう。だから、俺達は隣町まで行くことにした。そこなら友達とよく遊びに出かけるし、安い店もそれなりに知っている。 * そしてデートの当日。俺は緊張しすぎて、かなり朝早く目が覚めてしまった。顔を洗って、歯を磨き、服を着替えてとりあえず出かける 準備をする。約束の時間まではまだ早いけど、家の中にいるのもなんだか落ち着かない。 天気予報をチェックすると、今日も冷え込むらしいので、マフラーを巻いてから家を出た。ゆっくりと時間をかけて歩き待ち合わせ場所 の駅まで向かう。だけどやっぱり早く着きすぎてしまって、当然そこにまだ照さんの姿はない。仕方なく、ケータイをいじったり駅の周辺 をぶらぶら歩いて時間を潰す。 そうしているうちに、ようやく照さんがこっちに向かって歩いてくるのが見えた。やっぱり照さんは可愛い。 電車を待つ間、照さんが手をさすって寒そうにしていたので、俺は自分の巻いているマフラーを手渡した。それで手をあたためてくれれば と思って。だけど、意外なことに彼女はそのマフラーを自分の首に巻きつけ始めた。まさかそこまでしてくれるとは思わなくて嬉しいやら 恥ずかしいやらで、俺の鼓動は加速していく一方だ。 「優しいんだね、京ちゃんは」 そう言われて俺はつい 「それは照さんだからですよ」 と言ってしまった。心の中で呟いたはずだったのに、知らないうちに口に出ていたんだ。 「えっ…?」 少し驚いた顔で、照さんが振り返り、目が合ってしまった。恥ずかしくて慌てて目をそらし、それからまたチラッと彼女のほうを見る。 すると、彼女の吐く白い吐息が綺麗に空気中に舞い、なんだか絵になるような姿だった。そう思い、更にドキッとしてしまう。 * 隣町に着き、早速照さんに、何を買うの?と質問されてしまった。 デートの順序のことで頭がいっぱいだった俺は、そう聞かれた時の言い訳を考えることをすっかり忘れていたため、慌てて飯を食いに 行きましょうと言い、かなり苦しくはあるが、なんとかそれでごまかした。 昼食を取り終えた後、二人で紅茶を飲んでいると、なにやら照さんが俺のほうをチラチラと見ては、顔を赤くしていた。 それって、俺と二人で居るからですか…?思いきって、照さんに聞いてみる。 「照さん、顔が赤いですけど…大丈夫ですか?」 「えっ…私、顔赤くなってる…?」 「なってます」 俺が指摘すると、彼女はペタペタと自分の手を頬に当てて、確認し始めた。慌てているその表情は、とても可愛い。 意地悪だとは思ったけれど、もっとその姿が見たくて、俺は更に言葉を投げかける。 「もしかして、俺と喋っててそうなってるんですか…?」 「……………」 すると、急に黙りこくってしまった。そこで黙ってしまうってことは…これはもしかして、かなり良い雰囲気なんじゃ…。 「照さん…俺、期待しちゃっていいんすかね?」 って、何言ってるんだか、俺…。さすがにちょっと言い過ぎてしまったことを、後悔する。ここで良い雰囲気になっても、周りに人が いるこの場所では、さすがに告白するわけにもいかないよな…。でも、なんだか今がチャンスな気がするぞ…。 「…すいません、急に変なこと言っちゃって。とりあえず外に出ましょうか」 場所を変えるために、店を出る。駅の裏には、小さな公園がある。多少ムードには欠けるが、あそこなら人の気も少ないし告白するのに 十分なシュチュエーションだろう。 最初から、告白するのはそこだと決めていた。何故ならそこは、昔に一度だけ照さんとふたりで遊んだことがある公園だからだ。 まあ、本人はもう覚えていないかもしれないけどな…。 * 「あら、須賀君じゃない。奇遇ね、こんなところで会うなんて」 ズガーン!照さんと二人で歩いていたら、なんと部長と遭遇してしまった。何でこんなところに居るんですか…。しかし、聞きたくても 頭の中がパニくってて、とてもそれどころじゃない。 部長のことだ、間違いなく後でみんなに言いふらされるだろうな…。この後の告白に成功すれば、別に何も問題はないのだが、失敗した 時のこと考えると、とても恐ろしい…。 「もしかして、デートの途中だったかしら…?邪魔しちゃった?」 気がつくと、部長が照さんのほうを見て、そんな質問をしていた。ああーもう…。部長、その目は完全に俺達のことをからかっている目 ですよ…。でも、照さんは今日の事をどう思っているんだろう?そこは俺も気になる。ハラハラしながら、照さんが返事をするのを待つ 。 「デートだなんてそんな…。京ちゃんが買いたいものがあるって言うので私は選ぶのを手伝いに来ただけです。」 うっ。これは、かなりショックだ。照さん…鈍いにもほどがありますよ。ハァ…。 「それじゃ、私はここで失礼するわ。またね、須賀君。」 「ああ、はいっ。また部活で会いましょう」 どうか、みんなにこのことはバラさないで下さいね… * そのあと、俺はあの公園で照さんに告白をした。 だが、終始緊張しすぎでどんなことを話したかは、あまり覚えていない…。ただ、どうやら返事は保留になってしまったようだ。 そんなこんなで、照さんが東京に帰った今も、俺はひたすら連絡が来るのを待ち続けている。 また、胸が苦しくてつらい。
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同時刻。片岡優希と原村和、宮永咲。 この三人は店を出て、それぞれが家路に着くために別れの挨拶を交わしているところだった。 咲がそれじゃあねと言い、和と優希に背を向けて歩きだす。 和と優希は途中まで帰り道が同じなため、咲を見送った後に二人肩を並べて歩き出した。 * 「優希は…このままで良いんですか?」 和が、酷く落胆した様子で話し始める。先ほどの三人の会話を思い出し、目にはうっすらと涙が浮かび始めてきた。 何故なら、咲と優希も京太郎の事が好きなんだと気づいてしまったからだ。 更に、三人の思い人である当の本人は今、咲の姉と二人で出かけている。 思ってもみなかった事を今日だけで二つも知ってしまい、とても胸中穏やかではなかった。 やがて頬を伝い始めそうになる涙を、優希に気づかれないよう、そっと手で拭う。 「のどちゃんは…どうなんだじょ?」 優希もまた、ひどく落ち込んだように言葉を吐き出す。 京太郎のことをいつも、犬、ばか犬ー!などと言っては殴ったり蹴ったりしていた。 しかしその行為は、彼女なりの愛情表現だったのだ。 久と同じように、タコスを買ってこいと言っては京太郎のことをいつもこき使っていた。 だけど、決して京太郎のことが嫌いなわけではない。それに、文句を言いながらも、彼はきちんとその要求に答えてくれる。 そんな彼の優しさに、知らず知らずのうちに惹かれていたのは確かだった。 一緒に居ると、くだらないことで笑いあえる。京太郎は、一緒に居てとても楽しい存在なのだ。 「私は…」 和が優希の質問に、途切れ途切れな言葉で答え始める。 「もう少し、みんなの様子をみてみようと思います…正直、須賀君と宮永さんのお姉さんが二人で…ってのは意外でしたが… 二人の気持ちはどのような方向に向かっているのかは、まだ分かりませんから…」 それは、自分に言い聞かせているようでもあった。二人で出かけたと言っても、京太郎と照は、まだ何も始まっていないはず。 いや、できれば始まらないでほしい。そう、願いを込めながら。 「そっか。じゃあ、私もそうするじぇ」 和の答えを聞き、優希もまた、このままみんなの様子を見ていくことに決めた。 しかしこれは決して、親友である和の真似をする、という意味ではない。 今日一日で色々とありすぎて、まだ彼女は頭の中の整理が完全に終わっていないのだ。 よって、今の自分にできることは、和と同じように、事態はこれからどうなっていくのか、まずは誰がどんな行動を起こすのか じっと様子を伺い、場合によっては自分も何か行動を起こそう。そう、結論付けたのだ。 「分かりました。お互い、頑張りましょうね」 和も、長年付き合ってきた優希の気持ちをくみ取り、自分と同じことを考えているのだと悟った。そのため深くは追及しない。 「おう!せいせい堂々といくじぇ~」 「はいっ」 そうして二人の顔にはいつもの明るい笑顔が戻っていった。 * 「ただいま~。って、まだ誰も帰ってきてないや」 玄関で靴を脱ぎ、廊下を進んで居間のソファに座りこむ。 原村さんたちと別れて、家に帰ってくるまでの間、私は色々と考えた。 京ちゃんがお姉ちゃんと二人で出かけてる。そう言ったらあの二人、すごく驚いてたな。 そして、その表情はみるみるうちに暗くなっていった。 やっぱり、あの二人も京ちゃんのことが好きなのかな?今まではそんなふうに見えなかったけど。 優希ちゃんは、いつも京ちゃんとじゃれあってて、仲の良い友達って感じだけど、原村さんに関してはちょっと意外だったな。 優希ちゃんほど仲が良いって訳でもないけど、それなりにお話ししたりもしてるし。 だから、距離感としては、ごく普通の部活仲間って感じだと思ってた。でも、違ったんだね… 優希ちゃんも、原村さんも、私にとってはとても大切な友達だ。 だけど、その二人も京ちゃんのことが好きなのかと思うと、とても複雑な気持ちになる。 京ちゃんって、実はすごくモテるのかな。 そもそも、京ちゃんと一緒にいる時間が一番長いのは、私なのに…。 でも、原村さん達と争いごとになるのは嫌だな。あと、お姉ちゃんとも。 その時、玄関のほうからガチャガチャと鍵を開ける音が聞こえてきた。 そして足音がこっちに向かってくる。 「ただいま…」 お姉ちゃんが帰ってきた。 気のせいか、少しおどおどしているように見える。何かあったのかな…? 「お帰りなさい。お姉ちゃん」 「うん…ただいま。お父さんは?」 「まだ帰ってきてないよ」 「そう…」 やっぱり、お姉ちゃんの様子がおかしい。なんだか元気がないみたいだ。 もともと口数は多い方じゃなく、普段は静かな性格だけど、今のお姉ちゃんは明らかに何かあったって顔をしている。 「部屋で休んでくるね」 私にそう言い残し、すたすたと自室へと向かい歩き出すお姉ちゃん。 ちょっと、心配だな…。何かあったの?って聞くくらい、良いよね…? それに、せっかく東京から帰ってきてるのに、すぐに部屋にこもっちゃったらお話も出来なくて寂しいよ。 「あの…お姉ちゃん!」 私はソファから立ち上がり、廊下でお姉ちゃんを呼び止めた。 「ん、なに?」 お姉ちゃんが私のほうを振りかえる 「今日、なにかあったの…?」 私がそう聞くと、一瞬お姉ちゃんの肩がビクッと震え、それからすぐに目をそらされてしまった。 「…………」 返事がかえってこない。 「おねえちゃ…」 私がもう一度、お姉ちゃん、と呼びかけようとしたそのとき 「咲、ちょっと話したいことがあるから部屋まできて」 お姉ちゃんがそう言い、またすたすたと歩き始めた。私も黙ってその後を追う。なんだろう、話って…。 * 二人でベッドの上に座り、向かい合う。 だけど、お姉ちゃんはなかなか話を切り出そうとしない。 さっきからずっと俯いたままだ。 「ねえ、お姉ちゃん。話って…?」 仕方なく私から話しかけてみる。 「うん…あのね、実はさっき…」 「うん」 「京ちゃんに告白されたんだ」 え…今、なんて? 京ちゃんに告白された?お姉ちゃんが? 「え…そうなの…っ?」 「うん。ごめんね…」 頭の中が一瞬真っ白になる。 薄々思ってはいたけど、やっぱり京ちゃんって、お姉ちゃんのことが好きだったんだ…。 いつから?それに、お姉ちゃんは何で私に謝るんだろう?駄目だ…頭の整理が全く追いつかないよ…。 「今日私を買い物に誘ったのは、実はデートだったんだって…」 「そう、なんだ…」 そっか。京ちゃんは最初からそのつもりで…。 私は目を閉じ、すうーと深呼吸をして、その事実を受け入れるために頭の中で複雑に絡み合っている何かを一つずつ解き始める。 けれど、自分でもびっくりするくらい、その絡まりは簡単に解けてしまった。 だって、京ちゃんが好きなのはお姉ちゃんなんだもん。 私や原村さん、優希ちゃんでもなく、今私の目の前に居るお姉ちゃんのことが、好き。 だから今日、デートに誘って告白をした。それでもう、この物語は完結したんだ。 そう考えると、なんだか急に心の中にあったモヤモヤが晴れていった。なんだかとてもすっきりした気分だ。 私は中学生の頃からずっと京ちゃんのことが好きだったのに、それが叶わぬ恋だと分かってしまった瞬間にスパッと何かが吹っ切れた。 意外と諦めが早い性格なのかな、私って。 「咲、本当にごめんね」 相変わらず私に謝り続けてくるお姉ちゃんの肩に、手を置く 「謝らなくて良いよ。お姉ちゃん」 「え、でも…咲は京ちゃんのことが好きなんでしょ?」 「うん。でも、もう好きだったに変ったよ。過去形になった」 「…咲は、それで良いの?」 「うん。全然平気。むしろ、お姉ちゃんのことを応援するよっ」 まあ、本当はまだちょっとだけ辛いんだけどね…。 「…ありがとう」 「頑張ってね。お姉ちゃん」 「うん。ありがとう。」 * 翌日、お姉ちゃんは東京に帰っていった。またお父さんと二人きりの家になっちゃうのは少し寂しいけど、仕方がない。 私はお姉ちゃんを笑顔で見送った。 そしてこの物語はこれで完結したと思い、清々しい気分だった。 だけど、この物語は色々なパートへと別れていくために、私の知らないところで着々と動き始めていた。 それを私が知るのは、この物語の中盤から終盤にかけたあたりになる。 今私がいる場所は、まだまだ物語の序盤にすぎなかったんだ。 *
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* 京ちゃんの背中を追って、ひたすら歩き続ける。 なんか、さっきよりも歩くスピードが速くなってる気がするよ… 「あの…京ちゃん…」 「…」 話しかけても、返事がない。あれ…聞こえなかったのかな? 「京ちゃん!」 しょうがないから、服の裾を引っ張ってもう一度話しかけてみる。すると 「…っうわ?えっ?あ、すいません…ちょっとボーッとしてました…」 そう言って私のほうを振り向いた彼の顔は、一瞬目を大きく見開いて、とてもびっくりしているようだった。 ボーッとしてたって、何か考え事でもしてたのかな。 「ちょっと、歩くの早くない…?」 「ああ…すいません。気をつけます」 眉を下げて、すごく申し訳なさそうに私に謝ってくる。 別に私、怒ってる訳じゃなかったんだけどな…。悪いことしちゃったかな。 「少し、あそこの公園で休みましょうか」 ちょうど駅の裏側を歩いていたころ。 京ちゃんが指を差した先を目で追うと、そこにはブランコやシーソーなどの遊具が一切ない、 ベンチが二つ三つ、そして脇に木がいくつか生えているだけの小さな公園があった。 飲食店や家電量販店など、たくさんのお店が密集していて人通りの多い駅前とは違い、このあたりは比較的人通りが少なく、 車の走る騒音などもあまり聞こえない。ここなら静かだし、休むにはちょうど良い。そう思った。 そうだね、と返事をして小さな公園の入り口へと向かう。 あれ…でも、京ちゃんの買い物は良いのかな…。 そんなことを考えながら、二人でベンチに座り、手にもっているバックを隅に置いて一息つく。 私が左側で、京ちゃんが右側。チラリと目を右のほうに向けると、京ちゃんは膝の上に手をついていた。 その手は、私の手と比べたらとても大きい。おまけに指が長い。 京ちゃんはその指で牌をツモって、その手で麻雀を打っているんだよね…あ、ちょっと触ってみたいかも。 「うわ…!て、照さん…?どうしたんですか、急に…」 「えっ…?」 京ちゃんの裏返ったような声が耳につき、はっと我にかえる。 気がつくと、私の手は勝手に京ちゃんの手をむにむにと触っていた。 しかも、両手で…。何やってるんだろう、私。 「ごっごめん…!無意識のうちに…」 慌ててパッと手を離す。だけど、なぜか右手を掴まれて再び膝の上へと持っていかれる。 「きょうちゃん…?」 その行為に疑問を抱き、京ちゃんの顔を見上げる。すると 「…このままで、良いです」 そう言葉を返してきた。 「う、うん…」 私は何がなんだか分からなくて気が動転しかけているのを、少しでも頭を使って落ち着かせようと ポツポツと公園の前を通り過ぎていく人の数を数え始める。 けれど、あまりにも人通りが少なすぎて、結局二人しか数えられなかった。 京ちゃんの手の温もりが皮膚を通して、ひしひしと私の手に伝わってくる。 とてもあたたかい。 「あの…照さん」 ずっと沈黙が続いていたけれど、やっと京ちゃんが言葉を紡ぎだした。 「なに…?」 「今日、どうして俺が照さんを誘ったか、分かりますか?」 そう問いかけてきた彼の声は、少し震えているように聞こえた。 「どうしてって…買いたいものがあるからじゃなかったの?」 なんで今更こんな質問をしてくるんだろう。私の疑問はますます膨らんでいくばかりだ。 「…やっぱり、照さんは鈍いですね」 え…?ニブイってなんで?私は、今まで自分のことをニブイと思ったことは一度もないんだけど…。 「…ニブイって何が?」 「う~ん。やっぱり、鈍いです!」 さっきまですごく静かだったのに、こんどは何かが吹っ切れたかのように、口を大きく開けてハハッと笑い始めた。 「京ちゃん…なんの話?」 「あ~いやぁ。すいません。遠まわしに伝えようとしても、気づいてもらえなさそうなんんで、もうハッキリと言っちゃいますね」 笑っていたかと思えば、こんどは急に真剣な表情に変わる。私の手を握っている手に、キュッと力が込められた。 「実は俺、照さんのことが好きなんです」 一瞬、時が止まったかのような錯覚にとらわれる。 えっ、好きって言った?今、私のことが好きだって…ええっ? 「あ~…予想通り、固まっちゃいましたね…」 彼の言うとおり、私の体はすっかり硬直してしまい、動かすことができなくなってしまった。 声を出そうと口を動かしても、あ…?えっ…などの一文字分の言葉しか出てこない。 「え~と、つまりですね…」 頭をポリポリと掻きながら、京ちゃんが話を続ける。 「今日、買いたいものがあるって言って照さんを誘ったのは、口実だったわけで… 本当は買いたいものなんて何も無かったんです。照さんは、明日東京に帰っちゃうって聞いたので、向こうに帰る前に どうにかデートに誘って俺の気持ちを伝えようと思ってたんです。」 「うん…。ん?え…っ?じゃあ、私が好き?買い物って嘘で?あれ?ええ…っ?」 ようやく声を出せるようになったものの、日本語がまともに喋れない…。自分でも何を言ってるんだか分からない。 「あははっ。落ち着いて下さいよ~。ごめんなさい、買い物ってのは嘘です。」 「うん…」 「照さんのことが、好きです。」 「うん…」 二度目の”好き”を言われて、やっと自分が今置かれている状況が理解できるようになってきた。 ええと… 今日買い物に付き合ってほしいって言われたのは、実は嘘で、私に告白をするために京ちゃんは私をデートに誘った。 この解釈で正しいはず。 あれ…でも。 私は、デートという言葉を頭の中で繰り返し、ふと昨日の咲とした会話のことを思い出す。 * 「咲、もしかして京ちゃんのことが好きなの…?」 「…………うん…」 「そっか…。ねえ咲」 「なに…?」 「何か勘違いしているみたいだけど、私は別に京ちゃんのことは好きとかそういう風に思ってはいないからね?」 「えっ…?そうなの?」 「うん。明日だって、買いたいものがあるから選ぶのを付き合ってほしいって言われただけだし… だから、デートとかそうゆうのじゃないからね?」 * そうだ…咲は、京ちゃんのことが…。 それに私は、今日のことをデートなんかじゃないって咲に否定した。 しかも京ちゃんのことはなんとも思っていない、みたいなことも言った。 でも、あれは嘘なんかじゃない。だって、昨日までは本当にそう思っていたから… ん?あれ、昨日までってことは、今の私の気持ちは…? これってどうすれば良いの? 「照さんは、俺のことどう思ってますか…?」 「あ…ええと」 言葉に詰まる。それは、まだ自分でも分かっていないことを質問されたからだ。 なんて答えれば… 「照さん…?」 黙ったままでいると再び私の手がぎゅっと握られた。 京ちゃんと目が合い、ドクンと心臓が跳ね上がる。 このままずっと何も話さないわけにはいかない。今は、正直に私が思っていることを京ちゃんに伝えよう。 「私は…」 「はい」 「今、こうして京ちゃんに好きって言ってもらえて、すごく…嬉しい。京ちゃんと話をしたり、今みたいに手を握られたりして、 すごく心臓がドキドキしてる…。」 「それじゃあ…」 「でも、咲も京ちゃんのことが好きだって言ってた…」 「えっ…」 急にその場が静かになってしまった。やっぱり、今のは言わなくても良かったかな。 でも、だからと言って咲のことを隠したまま話を続ける訳にもいかないし… もう自分でも何をどうしたいのか分からない。 「照さん…」 「な、何?」 「咲のことは、今初めて聞きましたけど、正直言って今の俺には照さんしか見えてません。 できることなら、照さんと…その、付き合いたいなって思ってます…」 「…………」 付き合う…。付き合うっていうのは、つまり恋人同士になるって事だよね。 私と京ちゃんが恋人同士に…?考えただけで頭がパンクしそうだ。 「それに、照さんはさっき、咲”も”って言ってましたよね?その”も”っていうのは、他に誰のことを思って言ったんですか?」 「あ…」 「無意識に言ってたとしても、それはつまり…照さんも少なからずは俺に好意を寄せてくれているってことなんじゃないですか? って…、自分でこんなこと言うのもなんですけどね…」 「うん…」 いや…でも。 「…ごめん。京ちゃん。」 「えっ?」 「たぶん、私も京ちゃんのことが好きなんだと思うけど、咲の気持ちを知ってる以上、私だけ勝手にこんなことはできない…」 その言葉を口にするのは、本当に辛かった。胸がチクチクと痛みだす。 「そんな…」 「本当に、ごめんなさい…」 こうゆう時って何て言えばよかったのかな。 私は良い言葉を見つけることが出来ず、ただひたすら謝るしかなかった。 「……………」 沈黙が生まれ、だんだん京ちゃんの顔を真っすぐ見ることができなくなり、自然と俯き気味になってしまう。 「…分かりました。でも、俺の気持ちは変わりませんからね!照さんの気持ちが固まったら、もう一度返事を聞かせてもらえますか?」 私は下を向いたまま、重たい口を開いて返事をする 「うん…分かった。咲とちゃんと話し合ったら…そしたら、また連絡するね」 「はい。待ってますから」 「うん…」 「それじゃあ、そろそろ帰りますか。」 「うん。」 京ちゃんに言われて、ベンチから立ち上がる。 駅まで戻る間に、せめて手だけでも…と言われて、私達は手を繋ぎながら一緒に電車に乗った。 行きとは違い、こんどは向かい合わせではなく、二人並んでシートに座る。肩が触れ合う。 繋いだその手は、柔らかくて、とても暖かかった。 でも、別れる時は離なさないといけない。そのことを考えると、またギュッと胸が締め付けられる。 キィーーーッ。 電車が動き始め、車輪とレールの擦れ合う音が聞こえてきた。 *
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491 名前: NPCさん 2005/08/03(水) 02 24 54 ID ??? 唐突ですが困ったチャン判定をお願いします。 ダブクロのキャンペーンをやってたのですが、PC1が1キャラだけじゃなく複数のキャラを使いたいと申し出てきた。 PL経験点だし、GFのシナリオとか使いまわせるなと思ったので許可。他のPLも複数キャラを作り出す。 しかしできあがってみるとPC1の作ったキャラ仮に(PC1a、PC1b、PC1cとする)は理由の違いはあれどみんなPC1に惚れているやつだった。 各キャラの性格の違いや口調などを力説し暗にハーレムだと主張するPL1。 これで終わってればただの困ったチャンだが、GMも対抗し名前しか設定してなかったPC1のロイスや今までのシナリオに出てきたヒロイン的存在が全員PC1に惚れてたことにして、都合9人がPC1を巡ってガチで殺しあう修羅場にした。 さらに面白がった他のPLも自分のサブキャラ(並びにサブキャラのロイス)がPC1に惚れてることにして、最終的には16人の男女がPC1を巡って殺したり襲い掛かったりするPC1ロワイヤルになり、PC1以外は非常に満足したかたちでキャンペーン終了。 PL1が1セッション終わるたびに精神的に疲労していく様がひどく印象的だった。 この場合困ったチャンは誰でしょう。 1:俺ハーレムを作ろうとしたPL1 2:PLの意図を歪んだ形で叶えたGM 3:面白がって状況を加速させた他PL 4:男キャラでもPC1に惚れたことにしてウホッな展開をも目論んだ俺。 スレ78
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書籍情報 あらすじ 既刊一覧 管理人コメント 関連リンク 書籍情報 タイトル 異世界迷宮でハーレムを 著者 蘇我捨恥 イラスト 四季童子 出版社 主婦の友社 レーベル ヒーロー文庫 Nコード N4259S 連載開始 2011年 04月12日 備考 Web版タイトル「異世界迷宮で奴隷ハーレムを」 あらすじ 世の中に絶望し、ネットの世界を浮遊していた高校生が、突然、異世界に紛れ込んでしまう。しかも異世界では、「強い男」に生まれ変わって、アイドル級の少女を「手に入れる」権利に手が届きそうに!新しい人生にはみじめさや暗さなんてかけらもない。生まれ変わった少年のチートでハーレムな伝説が今、はじまる! 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ 異世界迷宮でハーレムを 1 2012年 12月21日 文庫 978-4-07-285942-1 580円 ヒーロー文庫 Amazon honto 書籍データ 異世界迷宮でハーレムを 2 2013年 04月30日 文庫 978-4-07-289673-0 580円 ヒーロー文庫 Amazon honto 書籍データ 異世界迷宮でハーレムを 3 2014年 11月29日 文庫 978-4-07-293798-3 580円 ヒーロー文庫 Amazon honto 書籍データ 異世界迷宮でハーレムを 4 2014年 05月30日 文庫 978-4-07-297187-1 580円 ヒーロー文庫 Amazon honto 書籍データ 異世界迷宮でハーレムを 5 2015年 04月27日 文庫 978-4-07-413191-4 580円 ヒーロー文庫 Amazon honto 書籍データ 異世界迷宮でハーレムを 6 2015年 12月28日 文庫 978-4-07-414322-1 580円 ヒーロー文庫 Amazon honto 書籍データ 管理人コメント なろうスレではぶれない主人公が人気。 内密と略されることが多い。 なろうでのタイトルは「異世界迷宮で奴隷ハーレムを」だが、書籍版では奴隷の文言が外されている。 関連リンク Web版 「異世界迷宮で奴隷ハーレムを」 シリーズ紹介ページ 異世界迷宮でハーレムを
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ハーレムの花嫁 アン・ヘリス ハーレムの花嫁 (ハーレクイン文庫) ▽あらすじ 地中海を渡る途中、エレナの乗った船が海賊に襲われた。父を失い、弟と生き別れて、彼女はオスマン帝国のハーレムへ売り飛ばされた。ハーレムの主スレイマンは、イングランド貴族を母に持つ男。異教徒など野蛮だと思っていたエレナから見ても、彼は知的で洗練された美丈夫だった。しかし、国へ帰してくれと必死にすがるエレナに、スレイマンは非情にもこう言い放った。「決してここからは出られない。おまえは私のものだ」。 ◇この作品の登録タグ アン・ヘリス シーク 名前 コメント
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1/11 294 ハーレム 須賀咲ちゃんです。 うーん。なんか今日は気持ちよく寝られた様な気がする! 目覚ましが鳴る前に起きられたんだもんね! さて、何時かな……って。 ,. . . -――- . . .、 ,. ' >.、 ./ \ / ,ィ ヽ /. . . . . . . . / l ト、 . ,' / l . . . . l .', . ,' l ,i / U l ! ', l . i l /{ /-一' レl ノー-, l i ! ;、 レ l〃⌒ヾ l/ 〃 ヾ l ! ', f⌒\{ {l l} {l l}Ⅵ 、 ! ', { 乂_ノ 乂ノ .l } \ノ ', 乂_ ` .!ヘ ノ ', 丶、 U ,--、 u ノ 「寝過ごしたー!?」 ヽ{\ ㍉  ̄ ,, '' `^≧| ┬ァiフ¨ ///∧ Kヽ、 //////∧ }//> , 、 / \//////∧ー―l///// } えっ、なにこれどういうこと!? ちゃんと目覚ましをセットしたはずなのに、止めちゃってた!? 気づけば横で寝ている京ちゃんもいないし! ううっ、私は家族の分の朝ごはんのお弁当を作らなきゃならないのに! 急いで起きて、準備しないと……。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2/11 -―━━―- / \ / \. / / / / } . j{ l | l / /| /| / ' | j{ l | l /l/ ノ' | /-、| |l |. j{ 八从l 芹ぅト | /- | リ | j{ | | ヒソ ノ'´竿ぅト.j / /. j{ | | , ヒソ 厶厶イ j{ | | / |. j{ | | 、 ` ‐ / 八 「あら、もう少しゆっくり寝ていていいのよ?」 j{ | | \__ . -=≦ /. j{ | |、 ト、 | /. | /| | \ ‘, | / | / 八 ∨ \ |\ | / |/ ゙ ∨ | `| /. /⌒\ \ ',\ | 八/ 〉.. ,′ \ \', | |Χ | \| \ | | `丶、 | l }l | | ゙ 、 | \ | ノ' | | | 「か、霞さん?」 あれ、朝から霞さんがいる? おかしいな、まだ寝ぼけているのかな。 「ほら、お布団の暖かさが逃げちゃうわよ」 「きゃっ」 「咲ちゃん、お布団から出たばかりだから暖かいわねぇ」 「か、霞さん!?」 霞さんがぎゅーっと私を抱きしめてくる。 なにこれ!? 柔らかっ!? いい匂いがする!? これがおっぱいを持つ女の子の柔らかさだというのかっ! 霞さんに抱き枕状態にされてしまう。 いやほんと、柔らかすぎて寝ちゃいそう……。 はっ、ダメダメ。おっぱいの魅力には負けない! 「わ、私は色々とやらなきゃいけないことがあるんで!」 「あら、そう?」 名残惜しくも霞さんから離れて、台所に走り込む。 ううっ、身だしなみを整える暇もないよ。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3/11 …… … ___/ / / \ \ ⌒フ / , / l 〈 \\ \ / / / / /| \ ∨ \ \ / / / /-~/-| { \~ー 、' \ ) 〈 / | |八Ν__八{ | _\ ∨ l|′ / l| l ァ┼ ┬ \N┬‐┬ | | リ 〃 / l|\_从 乂゚_ノ 乂゚ノノ}∧l/} 八/ / ,八 入 、 ,,, ,′ ト、ノ. { / }\__ ′ |. 从 八{ 込、 ∠ . イ^| }八 ∨ \从_}> . __ イ 八jノ ) 「咲、朝ごはんはできてる」 / \__ Κj/ _/ //〉_∧ ‘, / .∨ ,/// ∨ } .. . . ´ ∨//\__//∨ `ト、 /∨ ∨\ i i i/ { . . | \ { ∨ \/ i∧\{ . . | ∧ 「し、シロさん!?」 台所に走り込んで見れば、そこには可愛いエプロンを身にまとったシロさんの姿が! えっ、シロさん昨日うちに泊まったっけ!? なんにせよ、お客様にご飯を用意させるなんて恥ずかしい……。 「すぐお手伝いします!」 「いいから。早くご飯を食べて」 「う、うう」 有無を言わさぬ雰囲気に、着席を余儀なくされる。 朝食とは思えない色とりどりのバリエーション。 ちょ、ちょっともたれちゃうかも。 でも美味しい! うう、料理の腕でも負けちゃってる……。 ……はっ、京ちゃんとお姉ちゃんの準備を手伝わないといけないし、子供の相手もしないといけない! 「ごちそうさまです!」 「食器は私が洗うから」 「いえっ、そういうわけには」 「いいから」 また有無を言わさず没収されちゃった……。 こ、この恩はいつか返せばいいよね!?――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4/11 …… … ,. .  ̄ ̄ ̄ . . .、 ,. ´ ` . 、 / \ .' \ \ \ / , , \ \ \ \ . .' / / ヽ ヽ ヽ ∨ ∧ / 〃 | | |、 |、_ | | . , ' | | { | \イ l´\ | , | . / | | | _,∧ | { \},.ィtr‐、 /}/ | ′ | { { ´「´ | 从 {\ \ ィ雹(_心 イ /⌒Y | | ' 从 ∧ { 从{ \` ー` 乂こソ | / ) } | / . イ \ { ,イ¨雹芯 /' ,..-_ノ | | ,' / | 从\ . 乂zリ / | | | | 「咲、おはよう」 ー ´ | ∧ ' ム | | | | , | { ∧ _ , イ | | | |l | Ⅵ | | 个 .. < | | | 从 ! ∨ ∨ | { ≧=-r ´ /⌒| / / Ⅵ \ \} \ ヽ / ∧ _,/ /'/ ,.く \ } \> ,.イ /⌒\/ ,.- / /、 \ \ // ,' / / /イ- 、 \ ∧ /,イ / / //´ \ \∧ _/// / ̄/ /,.イ/ ∨ } ∧ 「{ / , . / / / _,/ . // }/∧ . _ | | { /{ .{ / ´ ̄ ̄ . . . . // ,′ ∧ } / Y| | Ⅳ ィ介、 . . . . . . . . .イ / /////∧〉 r ¨´ 、 Ⅵ V . // . .} ̄ ̄ / {//// / 「´ ヽ ヽ}|) { ./ { . . .| 乂 ´∨_/ 「あっ、お姉ちゃん」 台所から出ると、お姉ちゃんが待機していました。 急いでお姉ちゃんを人様に見せられる状態にしないと、と思ったら……。 お化粧バッチリ、髪の毛バッチリ、身だしなみバッチリの状態だ!? 誰だこれ!? 「ほら、ご飯粒ついてるよ」 「ぅひ」 お、お姉ちゃんに指摘されるなんて、不覚。 「髪の毛もボサボサ、まったくもう」 「お、お姉ちゃんに言われたくないし」 「? 何を言ってるの」 そう言いながら、優しく髪の毛を梳いてくれる。 あっ、これ昔想像してた理想のお姉ちゃんだ……。 やだ、女の子っていい匂いする……。 お姉ちゃんは私の髪の毛を梳くと、一回ギュッと抱きしめてくれた。 う、うひひひひ。 じゃないよ! 京ちゃんどこ!?――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5/11 …… … / . . . . . . . . . . \ , . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . ..ヽ . . . ヽ / . . . . . . . . . . ′. . . . . i{ . . . . . . . . . .. . ..‘. ∧ / / / / .. . . . . . . .| . . . . . . | . . . . . . . . . .∨. ‘.. . / .イ ′ . . . . . { . . . ,| ... . . . {∧ . . . . . . . . . i . . . :. i ././ ′ !. .|....... 小 . .ハ__ . . . . iハ 斗 十 .ト . .| . ... i . i .′} . |. ! . . 斗{ . 「 丁i . . . .ト .V ヘ .{\ . .`! . . . | | |′.′ l . |.ト . . | ヽ 气{\ . { \ ヽ. \} . | { i . . .| 八. .|ヽ{ _ \ ,z≦ミ、| . .! . |! | /|. . . . ! ,ァ= =ミ ´ `'^| . | .小 |. / ! . . . .ハ ′ /i/, | . | .|i | ′ } . . | ∨ /i ' . . . .! . l { ○ ′. . .ト. . , 八 . .. } . l .‘ 「咲ちゃん。おはよっ」 / .{ | . . . . { 込 ` ´ /} . . ./ . ! . ‘ / ; .| . | . . . . | 个 ..... .イ ∨ . . / /. .′ ∧ i /{ .! . | . . . . | / ノ}≧ - ´ {入 /. . ./i/ . .′ . . ‘. |{∧{.. .i . { . . ‘ . . / 乂 / / . . /V . . .{ . . . . . ‘. .′.. .八 !ム .七¨⌒} >t_ん / ./「/ . . 厂 ̄ ≧ 、 / . rヘ´ ヽ \ | ∧ ∧'ィ斗v′ . / ヽ. / . ′ 八_{ ̄≧ V__/イ´ {'リ . . . ′ / } / . . {⌒ヽ 八 z__{ }___, {.' . . ./ / | .′. . | \ 《 ハ下 . /. . . .′ , 小 / . . . .{ ヽ } ∧__/ }ハ ≧7. . . ./ / { ∧. / . ./.. . } . | く / } ; . . . . ′ .′/ { . .‘. / . ./.. . . .i ∨ } `≧-ヘ ∧ノ} . . . .{ . { .′ } . . ‘. / . /′ . . .} ‘. V| ∨ | ノ} . } j / / { . . . ‘. 「出たー! お嫁さんだー!」 「???」 なんとなく流れからくると思ったよ! 割烹着をつけて、三角帽子を被っている玄さんのお嫁さん力が高すぎるっ! 見ればうちの息子と娘を着付けて、幼稚園に送り出せるようにしている。 いつも活発で準備に手間取らせる息子がじっと玄さんの胸の中で抱きかかえられている。 やっぱりおっぱいか! おっぱいがいいのか! 「忘れ物はないよね。 気をつけてね。心配しちゃうよ」 「「わかった!」」 あ、あれ、お母さん力で負けてる!? ぐぬぬ、私が本当のお母さんだもん! 負けないもん! なんだかわからないけれど、子供たちの準備も終わっているならあとは京ちゃんだ!――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6/11 …… … ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 「咲、おはよう」 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 / ,ィ ヽ ヽ / , // ∨ . _,. ´ / / / ' | ∨ . ` ー / -/ /-| | |--- 、 | V | ' /|/ | | l |、 | `ヽ、 .| | / , , / { {∧ { 从 | \{、 | , | | パァァ…… ' | / | {从 ' \{ \ | / | | | ' /| -- \ | V ' .' | {八 | , },ィ≠≠ミ \| -- 从 /}/ , | l 、 | V ィ≠≠ミ、 / | イ/⌒V / / 「よ、良かった」 \| , . . . . ' | / /⌒} } /}/ V{ . . . . . / ノ 人 , ' / 人 __ _ イ / ` 乂 ̄ ー‐ァ イ / / rrr==≧=- ` -- ´ r_ _´/|イ{ イ /|.||...................../ ̄| ̄´ 7......`.. ̄ ̄≧=-、 ,イ |.||.....................{---- 、 /...............///⌒ヽ / |..V、.................| /.............../// ∧}――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 7/11 「ん、どうした?」 「いや、京ちゃんは普通で良かったなって」 「?」 そこにいたのは、スーツを着て仕事に行く準備を整えている京ちゃんでした。 いつもと変わらない朝の風景に安心する。 ちょっと泣きそうかも。 「京ちゃん。なんかみんながおかしいよ。 と言うかなんで霞さんとシロさんと玄さんがいるの? 昨日泊まってたっけ?」 「なんかおかしいか?」 「おかしいよ! 100歩譲って三人がいるのがおかしくないとしても、お姉ちゃんがしっかりしているのはおかしいよ!」 「照さんェ……」 「京ちゃん何か知って……」 そこから先は言う前に唇を塞がれちゃいました。 えっ、なにこれどういうこと!? ちょっ、京ちゃん朝からなんて珍しい!? やだ、出勤遅れちゃうよ。 も、もー、だめでしょ。嫁さんとして叱らなきゃ。 あぅ、準備OKになってる自分の体が憎い……。 京ちゃんが執拗に舌を絡ませてくるのがいけないんだもん……。 何十秒も絡ませた後、とろんとした私を横たわらせました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 8/11 / / | ハ | | i 、 ヽ \ \_. i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _> | i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄ | | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ | | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i 人. !. r| i.|、!,,ィ'" ._iミi! |/ /彳 r !ヽ,| ,イ | 、_ \ `Y´. | |^!. N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ ! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、| ノi \ヾi .、、 i! i ノリ ` | ヽ__i |イ|/ 「だってこの世界は、『咲のハーレム』世界だろ」 ヽ i、 i ____...., |/ ヽ!、 i\ `ー-- ―'´ /、! i !i 、 \  ̄´ /!/ 人 |ハ,i、! 、 \ / ./.| `Y´ ト、! ゙、 `ー---'′ /|V _..................._ ,. ´ ` . 、 / , \ / / , ヽ , ' / / / ' / ,ハ 、 '. / / / / ,| l | | | ∨ . / ' | | /| .| | l| | | | . / | | { | ! { |、 | } l| | | | | / / | |--Ⅵ、{_从 { \{ ム斗|- | | | | /ィ { | ,イ斧ミ、` ∨ ー',ィ斧ミ、| / ' | l イ { 从{ 比刈 比J刈 }イ / 、 ' ' l | } Vzソ 弋こソ / イ } イ , | ∧ | `¨ , `¨¨ ムイ__,ノ / } / 「あっ、そういうのいいです」 |/ }从 / /}/ / / } 、 ‐-----‐ 、 イ / / l从` . ィ | 从 ` ーr = ´ |、 /| | \ ,.. < / / > ..._ ... < / / > 、――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 9/11 …… … 目覚ましの音が鳴るのを止める。 一瞬で止めたので京ちゃんはまだ寝入ったままだ。 横を見れば昔と変わらないとぼけた顔で京ちゃんが寝ている。 __ /⌒ヽ ⌒\ ∨ ヽ___ _, ----` ∨ `ヽ、 /´ | \ / ____ / l| | . \ /// / | |l | ヽ / / // ,∧ / ,イ l| . . . / イ / // l | ' / ! 从 | . .'/ ' ' /-|-{ { | /}/ | / } } | . }' / |Ⅵ { 从 ' , }/ /イ } . / イ | l{ { ∨/ ' } ∧ . 「zzz……」 ´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{ {从 | , ムイ r 、 }} /} \ | ノ ' }/イ/ { _,ノ 人 _,.. ァ r }/ ` ゝ - ' イ |/ ` ーr ´ ___|_ ___| |//////| {|___ノ __|[_]//∧_ /// |____|///////////> 、 ///// | /////////////////> 、 /////// { //////////////////////} //////////∨///////////////////////| うん。あんなキラッキラな顔した京ちゃんとか気持ち悪いよね。 うちの旦那さんはヘタレで、よく気が利いて、私のことをバカにして、やるときはやって格好いいけれども。 あんなキラキラした完璧超人じゃない。 それに、連れ合いが一人でも大変なのに数人なんて、男の人の考えるハーレムってよくわかんないなぁ。 私だったら絶対に嫌なのに。 京ちゃんが起きたら聞いてみようかな。ちょっと憧れてたらほっぺたつねっちゃお。 そう考えながら、寝ている京ちゃんのほっぺを抓る。 結局抓るんじゃないかって? これは夫婦の特権です!――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 10/11 …… … 「京ちゃんもやっぱりハーレムとかに憧れるの?」 「一人でも大変なのに二人目とか考えられるわけねーだろ」 「そうだよ、咲。 それに女の子はみんな自分だけを見て欲しいんだよ」 「こう、お姉ちゃんが言うな感がすごいよね」 「逆の立場になって考えると、咲の旦那が俺以外にいるようなもんだろ? しかも夫婦ってことはそれなりのことしてるわけで。 ゼッテー我慢できねー……」 「きょ、京ちゃんったら、妄想の男に嫉妬しないでよ、もー!」 「咲。嬉しそうな顔しちゃって」 「え、えへへ」――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 11/11 ,.' / / /!| ;' | __ .| | l . . .ヽ. / , ,' ! ,' ! ||i | !l_、 ヽ ̄ ト |. l . . .゙、 / ,1 ,'. | レ|´l|ヽ ゙、 ヽ_\l\! !. | . |. l ,' / ! l ! | リニ、 \!イ斥"寸、! ! ヽ! . !. .! { | | l | i 斥寸 弋しソノ| | ヽ| | . .| ヾ ! | 抖乂ソ `"" ! !=、l. .|. . ! | ! l ! ,, ", ""| | |! .! . l 「うーん……。 |λ l l | | ,ィ. | . .! jt | |l _ っ ! j´ | | . .! (私なら旦那さんがそうしたいのなら許しちゃうのです)」 / | ゙ | ヽ/ノ .ィ. ,' ,'. / | . .| ,'/l | ゙ y' ,ィl>... _ .. ´ l / / / ! ハ lj ヾ、 ∨/ ! | } //| /´ ノ .ヽ ,' ´-ヽ . | | " У _ - "´ `ヽ . .゙、 l -テ! ,' _ノ / / \ ハ /| l´/ニ__ / ,' ヽ∧ ,' ! !' ` ,.' | ,'. . ヘ l. ノ ∧ァ__r‐-/ ;ィ / . . . \ ~~ ~~ -―――- ~ ~ ..... . `丶 / \ } } . . { { / / . . │ |\ |\ | . } } / | / | | ト- |--∨\ | { { / /| |ノ| 八 | _..斗-=ミ\| | | / | /-匕-=ミ\|\| 〃⌒゙ヾⅥ | | }  ̄ ̄ | | イ /〃⌒ヾ {{ }} }|/| | | { 「ヒィ!?(正夢っ!?)」 { | 八ハ{ {{ }} ゞ==(⌒) | / | } |/| {. ハ (⌒)=='' /// |/} | | ヽ_| /// __,ノ | }. { レヘ 八 _.. ‐~‐-、 イ / { } ∨个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ /|/∨ \| _≧=一ァ 〔/⌒T iT7ス r=Ti i i i i i 7____/i i i i i i i/ ∧ } { ∧i i i i i i i i | /i i i i i i i/ / ∧ { } / {\/⌒)_∠二二/| / ∧ / ゙T{ 二(__ `ヽ _ヽ / ∨ハ. {_ / \/ _〉. { /\ _ | ノ _) 人._ |_/|/ } } \_____,|/ /i i\  ̄ ̄`ヽ j { ∨ / /|i i i i i|\ | / /´|i i i i i| 丶 ... ______丿 〈 Ⅵ i i| | } 、___/ Ⅵ i| | { -‐──‐- . ´ `ヽ、 / / , / / /| ト、 ′ ∠._/ / i| i \ 〕 〔 |/ 八〔\ .' \ /. |∧ | ┯ ┯ V ┯ ┯∧ / j 「あっ、昨日玄が泊まったのを言い忘れた」 ' ∧| 乂ノ 乂ノ ∨、 |. / Ⅴ "" ノ | / 入_ _ < / /| / /\ /∧ノ へ ̄ ̄/ \リイ/ / 〔′  ̄\\ r‐' \/ //\ / \ヽーヽ └─ー/─' \ 丶ー| 〉 〈 | 〈 | .〈∧/ !__/ | | | カン!
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Blu-ray 終末のハーレム 第1巻 初回限定版 発売日:12月24日 「ジャンプ+」発の“近未来エロティックサスペンス" TVアニメ「終末のハーレム」Blu-ray発売! 特典CD “ハーレム体験"バイノーラルボイスドラマ〈超ハーレムVer.〉(周防美来、龍造寺朱音、山田翠) “耳かき"ASMRボイスドラマ(周防美来) ここを編集 2021年10月放送開始。 https //end-harem-anime.com 監督 信田ユウ 原作 LINK、宵野コタロー シリーズ構成 髙橋龍也 キャラクターデザイン 小関雅 総作画監督 小関雅、山内尚樹 キーアニメーター 竹上貴雄 メインプロップデザイン コレサワシゲユキ、灯夢 サブ衣装デザイン 小高みちる デザインワークス 環野麻子、唯一、水野かがり、いかけ、刻田門大 動画検査 冨田稜介、菅谷大輝、斉藤靖徳 美術監督 葛琳 美術設定 藤瀬智康 美術補佐 李小苗 色彩設計 松山愛子 撮影監督 三上颯太 特殊効果 福田直征 3DCG コレサワシゲユキ、江田恵一 編集 萩原うたこ 音響監督 郷文裕貴 音響効果 八十正太 録音調整 榊枝一也 録音助手 長友優奈 フォーリー 濱本拓海 音楽 大川茂伸 アニメーションプロデューサー 富岡哲也 ロゴデザイン 松本由貴 アニメーション制作 Studio五組、AXsiZ 脚本 髙橋龍也 山田哲哉 絵コンテ 信田ユウ アベユーイチ 山田弘和 藤中達也 大嶋博之 吉川浩司 竹内光 沖崎光一 藏本穂高 演出 長岡義孝 藤中達也 山田弘和 神崎ユウジ 宮田亮 所俊克 藏本穂高 作画監督 小関雅 山内尚樹 ハンミンギ 堀田翔一 山本真嗣 竹上貴雄 片岡英之 服部憲知 スタジオギガ 飯飼一幸 髙橋紀子 鐘文山 柳孝相 Revival 青野厚司 斉藤香織 小菅洋 平田雄三 黒田和也 正木優太 田中翼 室井誠 高村遼太郎 西田美弥子 酒井KEI 伊藤一樹 小島唯可 ■関連タイトル Blu-ray 終末のハーレム 第1巻 初回限定版 終末のハーレム ファンタジア セミカラー版 1 終末のハーレム セミカラー版 1 OPテーマ JUST DO IT 原作コミック 終末のハーレム 1 Kindleまとめ買い 終末のハーレム ファンタジア セミカラー版 Kindleまとめ買い 終末のハーレム セミカラー版 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! 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ゆき兄ハーレム王国弐 ~奪われたリベラ・メと仮面の悪魔~ ゆき兄ハーレム王国から1年後という設定で書き始められた作品。 が、あまりにも多い登場人物のせいでゆき兄が断筆。 クライマックス目前での未完という不遇な作品。 あらすじ トンカツの乱から1年後、かつての敵小川に呼び出されたゆき兄 小川の決意の力によって神剣リベラ・メを奪われ体内に毒を撃ち込まれる。 かろうじて逃げおおせたものの小川の魔の手は かつて共にトンカツと戦った仲間にも伸び さらに新世代と呼ばれる第3勢力も出現して戦乱は広がっていき… 閲覧 プロローグ【ゆき兄、帰還】 1章─チカイ─ 1章1節【リベラ・メ、強奪】 1章2節【小川、襲撃】 1章3節【新世代、激戦】 1章4節【仮面、暗躍】 2章─センランノラセン─ 2章1節【透過、黒殺】 2章2節【リベラ・メ、解放】 2章3節【因子、吸収】 2章4節【仮面、最狂】 3章─カメンノシンジツ─ .